虐待防止委員会

2023年05月15日 14:06

いちごキッズでは、
今年度は三カ月に一回、
虐待防止委員会を開催しております。

年に一回、時間をかけて大々的に虐待について
みんなで話し合うよりも
常に「虐待防止」を念頭におけるように
会議のスパンを短くし、
必要であれば、
臨時に会の開催をできるようにしています。

今回は、栁川が実際に経験した
「支配が支配を生む」という内容の
ケース検討会議をする予定です。

子どもは親(自分の家族)をモデルにするので、
「あれ?他の家族とウチはなんだか違うぞ?」
と気づける年齢になるまでは、
親に虐待されていても気づかず、
自分がされていることを友達に
悪気なくするケースも見られます。

虐待とは反対に、家族に優しく
接してもらっている子は、
家族とのやりとりをモデルにして、
友達にも優しくできる子もいます。

私自身が今まで、仕事やプライベートで
目にしてきた虐待のケースは、
決して、少なくはありません。
(子供だけではなく、成人も高齢者も)

そこには必ず「ああ、そういうことか」と
感じる虐待する側のストーリーがありました。

今回は、ママ自体が母親に支配されてきた結果、
ママがわが子を支配し、子供は友達を支配し……
というケース検討になります。

私たちの仕事は、一日の数時間しか子供と
いることができません。

そこでの問題となる言動が虐待の経験から
生まれている可能性があると理解しておくと
対応の仕方が変わってきます。

今回のケースは、必要以上に一人の人に執着して、
その人に関わる人をあらゆる方法で排除しようとする
小学一年生の行動から見えてきた虐待の連鎖について。

私たちの仕事は、
「虐待は、しません」は大前提で、
もう一歩踏み込んだ知識や理解が必要になります。

今日の会議でも理解を深めていきたいと思います。








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